キューバへの連帯のお気持ちを寄せられている皆様
ご承知のように、9月27日、強度4近くに相当する大型ハリケーン「イアン」がキューバ西部を直撃しました。これまでのところ3名の死者のほか、住宅2千戸以上が全壊し3万戸近くが半壊したとの情報が寄せられています。また、イアンはキューバの電源を破壊しキューバ全土を停電させました。停電は、食糧保存を困難にしたばかりか水道施設などの生活インフラにも打撃を与え、先のマタンサスの火災に続いてキューバ国民の生活を窮地に追い込んでいます。さらに、イアンは、収穫直前の農産物にも大打撃を与えた模様です。
イアンの情報は即日インターネットなどで報じられ、皆様もその打撃のいかばかりかご心配されたことと思います。しかしながら、キューバの被った打撃に関する報道はほとんどなされないままです。他方、状況を心配される方々から当協会に被災状況や支援募金についての問い合わせが相次いでいます。
これまで、キューバ国民の皆さんは毎年のように発生するハリケーンなどによる自然災害には巧みな組織的な対応により被害を最小限に食い止め、困難を乗り越えられてきました。今回も、組織的で機敏な避難措置で3名の犠牲者が出ましたが人的被害程度を抑え込み、不屈の精神をもってこの窮地を乗り越えられるものと確信しています。とはいえ、今回は電源喪失という国民生活の生命線に関わる事態であり、しかも復旧には多大な費用と労力、時間を要することは想像に難くありません。被災と同時に、メキシコ、ベネズエラなどキューバの兄弟国とされる国々から早速支援の手が差し伸べられたようですが、今回の打撃はいつものハリケーンの打撃とは質が異なり、キューバ国民全体の生活破壊につながっています。
日本キューバ友好協会では、今回の被災に際して私たちがキューバ国民の皆さんとともにあることをお伝えするために、下記の要領でささやかながら支援活動を行いたいと思います。どうか、皆さんのお気持ちをキューバ国民の皆さんにお寄せいただきますように切にお願いする次第です。
尚、募金は駐日キューバ大使館を通じてキューバ政府にお送りいたします。
2022年10月 日本キューバ友好協会理事長
工藤昌宏
払込取扱票 見本1(協会会員以外の方,協会会員の方)
例:お見舞い募金2口分 を振り込む場合
払込取扱票 見本2(協会会員の方)
例:会費8か月分 と お見舞い募金2口分 を振り込む場合