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米財務省、対キューバ経済制裁を強化 送金を制限

米財務省は2019年9月6日、キューバに対する制裁を強化する新たな規則を公表しました。この規則ではキューバ向けの送金を制限し、米当局監督下の銀行を通じた資金移動を一部禁止します。

トランプ政権は発足当初から、オバマ政権が進めた関係改善を逆行させています。

ムニューシン米財務長官は、キューバの政権を金融面で孤立化させるための追加措置であると述べています。

米財務省によると、経済制裁の強化によって追加される措置は以下の3つです。

1. 米国からキューバ国籍保持者への送金に1人当たり1四半期1000ドル（約10万7000円）の上限を設ける。
2. 制裁対象リストに記載されたキューバ政府関係者と共産党メンバーの近親者への送金を禁止する。
3. 国外から米国に入ってきた資金を国外へ移動するUターン取引を米当局監督下の銀行を通じて行うことを禁じる。

一方で、政府機関と取引のない個人事業のための送金は許可し、キューバの危機的経済状況に苦しむ市民を支える手段を確保するとしました。

新たな規則は2019年10月9日から適用されます。