2019.10.05(土)
古くはフランス革命(1789 年)、ナポレオン独裁始動(1799 年)に始まって、南アフリカ戦争・義和団事件(1899 年),20 世紀に入ってからも、ファシズム運動の開始(1919 年)、世界大恐慌(1929 年)、第二次世界大戦勃発(1939 年)、NATO 発足・ソ連核保有・中国革命(1949 年)など、西暦年代末尾が「9」の年には歴史的大事件が頻発しています。キューバ革命も1959 年のできごとでした。
ときには1~2 年ずれて発生するときもあります。(例えば1848 年のヨーロッパ諸革命など)が、ほぼ10 周期で大事件が発生することには変わりありません。
これは偶然ではなく、深い意味、すなわち経済変動の周期(ほぼ10 年で一巡する)との深い関係があります。経済状態が悪くなると、政治や社会に混乱が生じやすくなり、それが歴史的大事件となって現れるのです。
ことしは2019 年、何か、起こるのでしょうか?かりに今年起こらなくても社会問題、国際問題には、深刻な問題が山積しています。1~2 年先送りされて起こるかもしれません。
そのあたりを、みなさんとともに、考えて見たいと思います。
※参加希望の方は、あらかじめ下記の日本キューバ友好協会のアドレスにメール、またはFAXでご連絡いただけれると幸いです。
瀬戸岡 紘
1945年 戦争中の東京生まれ。1968 年早稲田大学卒。大学院で経済学専攻。1977 年駒沢大学専任講師、助教授を経て、1987 年教授。アメリカ経済論などを担当。2016 年定年退職。早稲田大学、中央大学、横浜市立大学、高知県立大学、大妻女子大学などでも非常勤講師。現在かわさき市民アカデミー講師、経済学を担当。経済理論学会、政治経済学・経済史学会、国際経済学会などの会員。フランツ・シューベルト・ソサエティ理事、日本モーツァルト愛好会会員、日本エスペラント協会会員。